よくある相談

相談の方法はどのようなものがいいのでしょうか?

ご相談の目的によって異なります

 最近は法律相談をご利用いただく場合の方法(対面での相談・出張相談・電話相談・メールやオンラインでのご相談)は様々あります。各法律事務所によって採用している方法(有料どうかを含めて)はまちまちですので,方法や費用・評判その他を踏まえて,選ぶ必要があります。

 とりあえずの相談や急ぎの場合には電話でのご相談は有効ですが,事前にお名前の確認できない場合にはご相談に対応できないとする場合もあります(弁護士職務基本規程の関係(利益相反))。電話でのご相談の場合には,特に事前の情報をいただいていない場合には,なかなか具体的な話へと進みにくい点・資料を見ての話になりにくい点が問題ではあります。もちろん,急ぎの話やとりあえずの話には対応ができる点はメリットですので,利点と欠点をよく把握しておく必要があります。他のご相談にも共通しますが,当然にその場でご相談をできるとは限らない(ご予約のない場合)こともあります。

 オンラインでのご相談の場合には顔を見ながらということと、資料を画面共有をできる点では電話でのご相談にないメリットにはなります。対面でのご相談の場合もそうですが,込み入った事情があるのであれば,事前に事情をまとめていただくことがご相談を早く進める上では有効です。そして,オンラインのご相談の場合にはある程度遠隔地の法律事務所であってもご相談をできるというメリットがあります。近年はウェブでの調停や裁判(電話を含む)もあり,遠方の弁護士で対応をできる場面が増えたように思います(ただし,打ち合わせその他がきちんとできる・対面ができるところをきちんと代替できる程度なのかは見極めが必要のように思います)。実際に対応が必要でかつ依頼をするかどうかは今述べた点を踏まえて選んでいただくことが重要なように思います。

込み入った話や資料が複雑な場合には,資料の確認ができるようにする必要があります

 財産関係の争いが大きく資料がたくさんある場合・対立点が多く事実関係が複雑な場合,不倫の有無が問題となりその証拠資料の確認が必要となる場合,親権や監護権が大きく問題となる場合には事実関係の整理や資料の確認が必要となります。

 お金の動きや中身が問題になる場合は口頭ではかなり概略的な話になりますので,お金の点が大きく問題になる場合には資料を見たほうが話しはしやすくなります。不貞行為の有無は争いにくい証拠がある場合はともかく,微妙な証拠の場合には実際に中身を見てみないと中途半端な前提のままで話をすることになるので,確認ができる形の方が意味が大きくなるように思います。
 監護権などが問題になる場合には,例えば,妻側が子どもと一緒にいなくなった場合に,とりあえずどうするのがいいのか・現状がどうなのかを整理するうえでは,急いでご相談をいただいた方がご安心につながると思われます。そこで無理に争う必要はありませんが,仮に争う場合には事実関係(これまでの子育てに関する事情や監護能力等)についての経緯や裏付けの資料がある場合には,その資料を詳しく確認する必要があります。この場合には資料の確認や事実関係を整理していく必要がかなり出てきます。

 上で述べた最初のご相談後の状況も踏まえてどう進めて行けばいいか(どういった対応がご自身にとって一番いいのか)を考えてどうしていくのがいいか決めていく必要があるでしょう。

 

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