よくある相談

妻から離婚を求められていますが,そこで言われている離婚したい理由に納得がいきません。どうすればいいでしょうか?

離婚を求める理由をどうとらえるか?

 妻から離婚したいと言われた場合には,何かしらその理由を言われる場合・言われない場合(離婚をしたい・その際の条件面の話のみされる)があります。突然離婚をしたいと言われれば,なぜなのだろうかというのは当然気になるところかと思われます。

 

 離婚をしたいと思う理由を言われない場合はもちろん,言われた場合でも身に覚えがないなどの話があれば当然納得はできないでしょう。ただ,注意をした方がいいと考えられるのは,あくまでもここでの話は妻側が伝えてもいいと思った事柄であり,主観的な話でしかありませんし,条件面も踏まえて話をもってきている可能性もありえます。

 そのため,客観的に見て正しいというものではありません。また,問い詰めてみても必ずしも求めている回答が返ってこない可能性もあります。

離婚をするかどうかで一番重要と思われる点は?

 離婚を切り出された場合に一番重要になるのはご自身として,修復を目指す気持ちが強いか・離婚へ向けて話をしてもいいと思われるかどうかという点です。離婚を求める理由が単に離婚したいということでその根拠という点を述べるのであれば,離婚してもやむを得ないとお考えの状況ではそこを突き詰めても問題はあまり解決しないと思われます。

 もちろん,この場合も真剣に関わる話や子供との面会交流を妨げる等の事情や慰謝料を多く取得したい等の理由から主張されている事柄は反論等を根拠とともに整理する必要は出てくるでしょう。

 

 仮に,修復をお考えの場合には,修復の糸口を探ることも重要ですが,妻側がどこまで離婚に本腰か(言い換えれば,翻す可能性があるか)の見極めが何よりも重要になってきます。翻す可能性がなさそうとみられる場合には,現在言われている事柄を直すという話では済まない可能性が十分にあるためです。

 円満調停など家庭裁判所を通じた修復を図る手段もありますが,あくまでも手段は手段ですから,実際の見通しはどうなのかを見極めていく必要はあるでしょう。

結局,どうしたらいいのでしょうか?

 結局のところは,離婚をご自身でもやむをえないと考えているのか・他の問題点との兼ね合い・妻側の態度を考えていくのが重要になってくると考えられます。ある程度納得がいく説明がないと嫌だとお考えの場合には,妻側と話し合って何かしらの回答が出てくるのかを見極めていくのも一つの方法と思われます。

 そのうえで,どのようにしていくのがいいか見極めていくことが重要でしょう。

 

 何が正解で間違いかという話ではありませんが,ご自身の状況やどうしたいのかを考えていくための一つの方法として,弁護士などの専門家への相談を活用するというのも一つの方法とは思われます。

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