よくある相談

監護者や親権が問題となる際の「家庭訪問」の意味合いはどのようなものなのでしょうか?

現に子供を監護している側

 監護者や親権者という子供に関する対立が大きい場合,家庭裁判所でこれまでの監護や今後のこと等の事情を双方が聞かされる以外に,家庭訪問がされることがあります。この家庭訪問は現在子どもの監護をしている側にとっては当然現在の生活や監護の環境を見られることになります。こうした調査を行う目的には子どもの現在の成育環境・生活環境を把握するためというのが一番です。

 家庭訪問による調査を行う際には監護補助者の方も立ち合いが求められ,これまで・今後の監護補助に関して聞き取りが行われることもあります。また,子どもの日常の過ごし方・監護している親や監護補助者となる方との関わり合いの状況などの観察が行われることもあります。部屋や生活環境を見て回られることにもなります。

 

 家に散らかり具合などが気になるところかと思われますし,実際家の散らかりがひどいかが争いがある場合には片づけをしておきたいという気持ちが出てくるところですし,実際調査後に一体と異なるという反論が出てくることもありうるところです。文献によっては,無理に片付けることで本末転倒となるなどの記載があるものも存在します。

 いずれにしても,生育や生活に大きな支障をきたす(衛生面などでの大きな問題が出てくる)ものであれば問題になることもありえます。

監護していない側については?

 現在子どもを監護していない側の親に関しても家庭訪問が行われることがあります。同様に,監護補助者になる予定の方が立ち合い,これまで・今後の監護補助に関して話を聞かれることもあります。現在の生活している部屋(家・アパートなどの部屋)での生活環境や子供が生活していくスペースの状況をみられることになります。

 妻側が家を出た場合には,それまでの子供部屋などもみられることになります。現在子どもがいない状況なので,子どもを仮に監護することになった場合には,どのような生活状況になるのか・監護のイメージがわくような状況なのかは重要なポイントになってきます。現在は子どもがいない状況ではありますが,そうした状況といえるのかどうかは気を付けておいた方がいいと思われます。

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