離婚調停の場で中々自分の言い分を聞いてもらえないのですが,どうすればいいのでしょうか?
離婚調停とは?
ご自身の言い分を調停委員が聞いてくれないという気がしていませんか?離婚調停は,簡単に言えば話し合いの場でお互いが譲歩をすることで問題の解決を進めるための制度です。
こうした性格から,交互に言い分を聞く調停委員の方は,お互いの言い分や要望を聞くとともに,相違点(争点)や解決案(これまでの扱いなどを踏まえて妥協を見出せそうな点)を提示していく形になってきます。
このようなところがありますから,話は聞くにしても,必ずしもご自身の希望に沿えない点が出てくる可能性はありえます。もちろん,ケースによって必要な譲歩の程度というのはだいぶ変わってきます。
不満のない形で離婚調停を進めるために
離婚調停というのは先ほど触れた性格があります。こうした性格を踏まえて,解決のための案を示していくのが後悔の少ない形ではないかと思われます。
感情的になりやすい問題ですが,落ち着いて事実面での言い分や要望内容で盛り込んでほしい内容をしっかりといっていくことは重要です。そのうえで,問題が長期化することでの負担となりそうな内容・ご自身の要望している内容が負担や裁判等になった際の結果とみてどうなのか・将来にわたって後悔をしないといえるものなのか等考えておくべき点は様々あるでしょう。
こうした点をご自身で整理することもできますし,難しければ弁護士への相談も一つの方法でしょう。