男性のための離婚相談〜広島の弁護士 勁草法律事務所〜

よくある相談

妻が子供をつれて家を出たのですが,どうすればいいでしょうか(②)?

妻側からの連れ出しは違法か?

 この問いに対して,日本では多くの場合は違法にはならないという回答が多いように思われます。典型的なケースとして,共働きか夫のみ働いているというもので,子供の面倒は半分以上は妻が見ているというものが考えられます。

 

 そもそも,タイトルのような話で男性が途方にくれるケースでは,相当数は突然妻が子供を連れて家を出た・その後連絡が取れなくなったというものではないかと思われます。こうしたケースでは男性側が困惑することは十分ありえ,特に妻側が以前から離婚を考えて動いていた場合にはしばらく後に弁護士から離婚を求める連絡などがくることもありえるでしょう。

 

 離婚までは共同親権なのに,勝手に連れ出すのは違法ではないかという疑問が出てくる場合もありうるでしょう。実際国によっては誘拐に当たるとされるところはありますが,日本ではこうした連れ出しの違法性はそう簡単には認められないように思われるところです。

 

 その根拠は様々考えられるところですが,いずれにしても,違法性があるとしても,連れ出す際の経緯や態様・子供の年齢や嫌がる態度を示したのかなどを考慮していくことになるものと思われます。特に,子供の面倒を妻が多く見ていた場合(大きな問題がないことが前提です)等には違法とは容易にはならない可能性があります。

 

 ちなみに,連れ戻しの際には,そのやり方などによっては違法(誘拐罪)になる可能性を示した裁判例がありますが,場面が異なるところが有り,この裁判例ゆえに同様に考えられるとは言いにくい面もあるように思われます。

どのような方法があるのでしょうか?

 別のコラムで触れましたが,子供の引渡し手続き及び緊急に引渡しなどを求める手続きがあります。この他に面会交流を求めていく手続きもありますが,この方法は妻側が子供を養育監護することが前提となっています。

 

 あくまで筆者の個人的見解に過ぎませんが,男性側からの子供の引渡し請求はそう簡単には認められれにくい傾向にあるように思われます。ただ一概にそう言えるというよりは,妻側が子供の養育監護を相当程度している場合にはその程度が大きいというところで,ケースによっては妻側がほぼ監護をしていなかったり・監護に問題がある場合もありえます。

 

 こうしたケースでは,引渡しなどを求めることが子供のためになる場合もあります。また,やれるだけのことをしてみたいという場合には,ほかの事情も考えて引渡しなどの申し立てをすることを考える場合もあるでしょう。

 

 ケースごとの事情にもよる点がありますから,弁護士等専門家に相談をしながらどのように対応していくかを考えたほうがいいと思われます。

対応は急いだほうがいのでしょうか?

 最終的に対応をするかどうか・いつのタイミングでするのかを決めるのはご自身になります。

 ここで書かれていることはあくまで一つの材料程度のことで,実際にどうするかは弁護士等専門家とも相談した上で決めたほうがいいでしょう。

 

 その上で急ぐかどうかは,子供の監護環境が安定をすると,そこから無理に引き離すのはどうかという判断も出かねない点をどう考慮するかという話になってきます。

 一度諦めて後で引渡しを求めても,その場合には認められることがより一層難しくなるかもしれないという話が一方であります。また,子供との連絡が取れなくなる可能性も出てきます。

 

 他方で,妻側との対立が大きくなるなどの面もありえます。こうしたことのどちらを重視するのかが大きなポイントになってきます。

 

 

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